エンジンはTT RS用の400馬力仕様か A3系のハイパフォーマンスモデルであるRS3の走行テストがスクープされた。といってもすでにデビューしているスポーツバックのRS3でなく、こちらは4ドアサルーンボディだ。サルーンボディはハッチバックが好まれないアメリカや中国などの仕向地に向けた戦略モデルだが、同時に代を重ねるごとにサイズ拡大してきたA4よりも小さいサルーンのエントリーモデルとしても重要。よってA3系サルーンにもハイエンドのRSが投入されるわけだ。 擬装が非常に軽いのは、このクルマがもはやお馴染みのRSの定番手法によって出来ているから。バンパー周りの開口デザインは写真からは見えないが、フロントグリルはRS3スポーツバックのシングルフレームでなく、新しい意匠である6角型グリルとなり、テールパイプはRS3スポーツバックと同じオーバル大開口の2本出しというスポーツ志向の強いもの。 エンジンはRS3スポーツバックと同じ2.5リッター直列5気筒ターボだが、新搭載されるのはその改良版。軽量化と内部抵抗値の改善が施され、ポテンシャルが高まっているという。5気筒は元祖クワトロ以来の伝統復活だが、ご存知のようにコチラは横置き。既存モデルでも367psとセグメント最強クラスの出力を誇るが、熾烈なパフォーマンス競争が行なわれているクラスなので、このサルーン版は次期TT-RS同様の400psとも噂されている。ともあれ競合のほとんどは2.0リッター直4だから、アウディには相手の出方を見て対応できる余裕がある。 Text:Makoto TAKEHIRA Photo:Apollo News Service 全文を読む