3タイプのボディが設定される
トヨタ・ヨーロッパは、8月29日に2016年モデルのプロエースを発表した。欧州市場向けモデルのプロエースとは、日本のハイエースに相当するワンボックスカーで、乗用のプロエース・ヴァーソと、商用のプロエース・バンの2タイプを設定している。
ボディは3タイプ設定されている。コンパクト版のボディサイズは全長4.6×全幅2.2×全高1.9mで、ホイールベースは2.9m。このほかに全長とホイールベースを拡大したミディアム版とロング版が設定されている。これらはいずれもホイールベースが3.2mとなり、全長はミディアム版が4.9m、リアオーバーハングをさらに延長させたロング版は5.3mにおよぶ。
3列シートを持つプロエース・ヴァーソは、後席のシートアレンジが多彩で、アルファードなどのミニバンで培ったノウハウが活かされるものと推測できる。
エンジンは1.6リッターまたは2.0リッターのディーゼル。1.6リッターエンジンは、95ps/210Nm版と5速MTを組み合わせるものと、95ps/240Nm版に6速MTを組み合わせる2タイプを設定。アイドリングストップ機構を装備すれば、燃費は最大で19.2km/L(欧州値)をマークするという。一方2.0リッターディーゼルは122ps/340Nm版と150ps/370Nm版を用意。いずれも6速MTを組み合わせる。2.0リッター版の燃費は最大で18.8km/L(欧州値)だ。
プロエース・バンにはさらに、177ps/400Nmを発する2.0リッターエンジン搭載車も設定。こちらもトランスミッションは6速MTとなり、燃費は17.5km/L(欧州値)と発表された。
「トヨタ・セーフティ・センス」が装備されるほか、ユーロNCAPで5つ星を獲得するなど、安全性も高水準となっている。