過給器はターボでなくスーパーチャージャーに?
マツダファンが復活を切望してきたRX-7が、いよいよ公式に次期型の投入が確認され、話題になっている。発表は2017年の東京モーターショーあたりとされているが、新型ロードスターと同じプラットフォームが使われること、2ローター1.6リッターの新型ロータリーエンジンが搭載されること、「RX VISIONコンセプト(写真下、赤いクルマ)」の流れを汲むデザインであること以外は、まだ公表されていない。
余談だが、そのRX VISIONコンセプトは超ロングノーズで流麗なデザインが話題を集めたが、コンパクトなロータリーエンジン搭載の新型RX7にそのような超ロングノーズは(その大柄なサイズも)必要ないはずなので、あくまでも「イメージは」ということだろう。RX VISION自体はむしろ噂されている新型FRサルーンのための習作だろう。
プラットフォームはロードスターと同じだが、RX-7はプレミアム路線になるといわれ、それに見合うアルミコンポーネンツの採用拡大などで、スポーツカーらしい軽量化を図るとされている。新型ロータリーエンジンは環境性能の進化したものになるようだが、パワー競争の激しいクラスへの参入なので、過給によって高出力化されてくるはず。低速トルクが弱いとされるロータリーなので、電動スーパーチャージャー採用の可能性も濃い。
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Text:Makoto TAKEHIRA Photo:Apollo News Service