日本の累計販売台数は8.8%増に
9月13日、BMWは8月の販売実績で過去最高を記録したと発表した。ワールドワイドでは5.7%増の16万5431台を販売し、そのうちBMWブランドが14万2554台で5.0%増、MINIブランドが2万2575台で10.3%増を記録。年初からの通算は150万8659台で5.5%増となっている。
中でも伸び率が高いのはSUVのXシリーズで、X1は1万6612台で前年同月比はほぼ倍増、X3は1万2663台で29.7%増、X4は4118台で10.6%増、X5は1万2321台で9.9%増と大幅に販売数を増やしている。また、昨年にフルモデルチェンジを実施した7シリーズも好調で、前年同月比で3倍以上に達する5000台以上を販売したとのことだ。
次世代を担う電気自動車は堅調で、今年に入ってからのiシリーズとiPerformanceシリーズの販売数は、iシリーズが1万6855台、iPerformanceシリーズが1万7809台と、2015年の総販売数を上回る計3万4664台を達成。特に7月にマイナーチェンジを実施したi3はその効果が如実に表れたようで、8月単月でみると前年同月比73.2%増の2848台を売り上げている。
一方、MINIブランドではCLUBMANが好調で、2016年の3万6687台はシリーズ中最多。また、最新モデルのコンバーチブルは、8月に前年同月比148.0%の2153台を販売している。
8月の地域別販売数では、欧州地区は前年同月比6.3%増の6万2653台(2016年通算68万5328台/10.1%増)、アジア地区は同13.8%増の5万9047台(同47万6777台/8.1%増、そのうち中国は32万9962台で9.4%増、日本は4万6713台で8.8%増、韓国は3万9392台で10.4%増)と順調だったが、アメリカ地区は苦戦。3万8200台で前年同月比4.4%減(2016年通算29万8821台/7.0%減)となった。特に米国での不振が大きく、7.2%減の3万500台となっている。