6気筒の740iより56万円安い設定に
10月13日、ビー・エム・ダブリューは7シリーズのプラグイン・ハイブリッドモデル、新型「BMW 740e iPerformance(アイパフォーマンス)」の受注を同日より開始することを発表した。このモデルは、2.0リッター直列4気筒ターボエンジンとiシリーズに搭載されている電気駆動技術「eDrive」を組み合わせることで、卓越した運動性能と高い環境性能の両立を実現。システム総合で最高出力326ps(240kW)と最大トルク500Nmを発生し、0-100km/h加速で5.4秒の動力性能を達成している。また、電気モーターだけで42km(JC08モード)の走行が可能とのことだ。
電気モーターとガソリンエンジンの制御は、両者をバランスよく使用する「AUTO eDrive」、140km/hまでの速度域で電気モーターのみを使用して走行する「MAX eDrive」、バッテリーの充電量を減らさないように効率的な走行と発電を並行させる「Battery Control」の3モードが用意されており、“eDrive”ボタンで切り替えることができる。
さらに、エンジンのレスポンス、ステアリング、トランスミッション、サスペンションの減衰力特性を変更する“ドライビング・パフォーマンス・コントロール”も備えており、「COMFORT」「SPORT」「ECO PRO」「ADAPTIVE」の4モードが選択可能だ。
搭載しているバッテリーは9.2kWhの高電圧リチウムイオン式で、それを後席下に、燃料タンクをラゲッジフロア下に搭載することで、420リットルの荷室容量を確保。プラグインによる満充電までの所要時間は、EV専用充電コンセントまたはBMW iウォールボックス・ピュアからの200V/15A給電で、約4時間となっている。
価格は、740e iPerformanceが1169万円、同M Sportが1240万円。この戦略的な価格設定は、BMWグループの経営方針である「持続可能なモビリティの実現」に向け、さらなる電動化技術の普及を図るためとのことだ。
スペックや価格など、より詳しい情報はこちら