洗練されたデザインに個別のスパイスが効く
新しいBMW5シリーズには4種類のトリムが用意されている。それぞれディティールを見てみよう。
「ラグジュアリーライン」は、随所にあしらわれたクロームパーツがエクステリアを上品に演出する。ホイールサイズは18インチが標準で、19インチをオプション設定する。インテリアではメタルとウッドをバランスよく配したデコレーションパネルがエレガントな雰囲気を高めている。フロントフェンダーやドアのスカッフプレートには「Luxury Line」のエンブレムが装着される。
「スポーツライン」は、ラグジュアリーラインでクロームだったパーツがブラックアウトされ、まさにスポーティなイメージ。インテリアのデコレーションパネルはアルミが主体となる。スポーツラインもホイールサイズは18インチが標準(19インチをオプション設定)で、フロントフェンダーやドアのスカッフプレートには「Sport Line」の文字が入ったバッジを装着。なお写真はプラグインハイブリッドの「530e iパフォーマンス」のため、キドニーグリルやホイールの一部にブルーのアクセントが別途あしらわれている。
「Mスポーツパッケージ」は、ラグジュアリーライン同様にクロームのアクセントが随所にあしらわれるが、フロントバンパーのインサートがブラックアクセントとなるほか、テールパイプがスクエア形状になる。前後バンパーやサイドスカートも専用となり、ダイナミックな走りのイメージを強調する。ホイールサイズは18インチが標準となるが、オプションで19または20インチも選択可能だ。インテリアのデコレーションパネルにはアルミが用いられ、ステアリングホイールやドアのスカッフプレートには「M」のマークが入る。
トップグレードの「M550i xDrive」は、「Mパフォーマンス」という専用トリムが採用される。詳細は未発表だが、写真で見る限りエクステリアではMスポーツパッケージと共通イメージの前後バンパーが備わり、アクセントはマットクロームが基本となる模様。トランクリッドにスポイラーが備わるのがMパフォーマンスの特徴のようだ。インテリアでは柄の入ったアルミのデコレーションパネルが、独特の雰囲気を演出している。
同じクルマでありながら、それぞれのトリムで個性的な表情をみせているのは、現行モデルと変わらない。どのトリムを選択してもインテリアには上質なレザーがふんだんに使われ、洗練されたデザインとともに、高い高級感を発散している。
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Text:Yasushi HOSODA Photo:BMW AG
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