スマートキーもさらに進化
BMWが新型5シリーズ・セダンに採用した「BMW ConnectedDrive」には、利便性の高いさまざまな機能が盛り込まれている。注目点を上げてみよう。
リモート・コントロール・パーキングは、現行7シリーズに初採用された機能だが、これはドライバーが車外からスマートキーを操作することでクルマを駐車させることができるというもの。ドアの開閉が困難な狭い場所への入出庫時などに便利だ。
新型5シリーズではさらに、「ParkNow」というネットワークサービスを利用することによって、現在走行中の場所から最寄りの空いている駐車場の検索が可能になった。この検索機能では同時に、駐車料金やバッテリー充電施設の有無なども確認可能だ。ParkNowのネットワークは、ドイツでは現在30以上の都市をカバーしており、今後はオーストリアやアメリカをはじめとする主要都市でサービスが拡大されていくという。
スマートキーにも便利な機能が備わっている。スマートキーにはカラーディスプレイが組み込まれており、車両の各種情報が車外から確認できるほか、ウインドーやサンルーフ、ドアの開閉操作をすることが可能。さらに燃料の残量および航続可能距離の表示もできる。
一方、iDriveのコントロールは直接操作による入力や音声入力のほか、乗員のジャスチャーによっても入力ができるようになった。指先や手の動きによって、ナビゲーションや電話などの機能を操作することができる。
そのほか、オプションで携帯電話のワイヤレス充電システムが選べる点も新型5シリーズの特徴だ。なお、新型5シリーズはAppleのCarPlayに対応している。