新生「e-ゴルフ」はモーターも強化
11月17日、フォルクスワーゲンはロサンゼルス・オートショーにて新しい「フォルクスワーゲン e-ゴルフ」を公開した。先だって発表された最新のマイナーチェンジ版ゴルフの電気自動車仕様で、1回のバッテリー充電による走行可能距離は従来比50%以上増となる最大300kmに(NEDC/新欧州ドライビングサイクル)。ボディは4ドアハッチバックのみとなっている。
より長い走行距離を可能にした要因はリチウムイオンバッテリーの容量強化で、これまでの24.2kWhから35.8kWhへと約48%増とされた。充電時間は、直流40kW電源からの場合は1時間以内に80%、交流7.2kW電源からの場合は6時間以内に100%とのことだ。
電気モーターの最高出力は15kW増の100kWで、最大トルクは270Nmから290Nmへと向上している。これにより動力性能は0-100km/h加速が10.4秒から9.6秒へ、最高速度は140km/hから150km/hとなった。
9.2インチのアクティブインフォメーションディスプレイを中核とし、ジェスチャーコントロールで操作できる“Discover Pro”には、バッテリー充電のスタート/ストップ機能やエアコン操作が可能なオンラインサービスの“e-Remote”が搭載され、60km/h以下の速度での反自律走行を含む交通渋滞アシスト、歩行者監視システムと緊急自動ブレーキなどの安全装備も採用されている。