アルファのパトカーはイタリアの伝統
12月12日、フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)は、ハイウェイパトロール仕様の「アルファロメオ・ジュリア」2台をイタリア警察に貸し出すことを発表した。提供されたジュリアは280psを発生する2.0リッター直列4気筒ターボガソリンエンジンを搭載したヴェローチェで、護送部隊の先導車として使用される。
また同日、FCAは「アルファロメオ・ジュリエッタ1.6 Mutjet 120HP」と「ジープ・レネゲード2.0 Multjet 4×4 120HP Sport」をイタリア警察に引き渡しており、こちらは犯罪防止部門で使用されることになるという。加えてFCAではフィアット・ティーポとフィアット・パンダ4×4を交番向けに、フィアット・スクードとフィアット・ドブロを警察犬部隊に貸与する予定だ。
アルファロメオがイタリア警察に車両提供を始めたのは半世紀以上も前からで、最初の1台となったアルファロメオ1900T.I.が引き渡されたのは1950年代初頭のこと。以来、ジュリエッタT.I.、2600スプリント、ワゴンモデルのロメオ II、ニュー・ジュリエッタ、アルファスッド、33、アルファ90、アルファ75、アルファ156、アルファ159、現行モデルのジュリエッタと、アルファロメオとイタリア警察の関係は続いている。