スポーツ・シリーズの導入で生産台数が急上昇
12月15日、マクラーレン・オートモーティブはマクラーレン・プロダクション・センターで製造されたマクラーレンが1万台に到達したことを発表した。記念すべき1万台目のモデルはセラミック・グレーの570Sで、同工場で製造された第1号車であるMP4-12Cが2011年7月18日にラインオフしてから5年目にして達成されたことになる。
マクラーレン・オートモーティブのマイク・フルーウィットCEOは1万台目の570Sがラインオフする瞬間に立ち会い、「生産台数1万台の達成は、マクラーレンにとっては非常に大きな出来事です。最初の5000台までは42カ月を要したのに対し、次の5000台は22カ月で達成できました。これはマクラーレンが右肩上がりに成長していることの何よりの証明です。この成長を支えているのはスポーツ・シリーズですから、そのうちの一台である570Sが1万台目となったのは当然といえるでしょう」とコメントを述べた。
マクラーレン・プロダクション・センターでは、540C、570S、570GTのスポーツ・シリーズ導入に合わせて2016年初頭からシフトを2倍に増やし、10台/日から20台/日に生産能力を強化。2015年に製造した1654台の2倍に近い3000台を2016年の目標としているという。
なお、1万台目となったマクラーレン570Sは出荷せず、マクラーレン・オートモーティブのヘリテージ・コレクションに加えられるとのことだ。