エンジンは限定車「F12tdf」のV12
12月21日、フェラーリはVIP顧客の要望に基づいて製作されるワンオフモデルの最新版「SP 275 RWコンペティツィオーネ」を発表した。
このモデルは、F12ベルリネッタのシャシーをベースに、ピニンファリーナとフェラーリのスタイルセンターがコラボレーションしてデザイン。1960年代のもっとも象徴的なV12ベルリネッタである「275 GTB」からインスピレーションを得たという。
搭載されるエンジンは、F12ベルリネッタがベースの限定車「F12tdf(Tour de France)」仕様となる、780psを発揮する6.3リッターV12エンジン。F12tdfの0-100km/h加速タイムは2.9秒だから、外観デザインが異なるとはいえ、このワンオフモデルもこれと同等のパフォーマンスが予想される。
エクステリアでは前後のバンパーやフェンダー、ボンネットフード、ドアにいたるまで、ほぼすべてが専用デザインだ。流麗なボディラインはもとより、フロントフェンダー後部やリアバンパーサイドに入るルーバー、Bピラー部に刻まれたスリットが特徴的だ。ヘッドライトや20インチアルミホイールのデザインも、もちろんこのワンオフ専用デザインとなっている。