フェラーリは3月7日に開幕するジュネーブ・ショー2017で、新型V12モデル「フェラーリ812スーパーファスト」を初披露すると発表した。
V12エンジンは800psを発揮
812スーパーファストは、F12ベルリネッタの後継を担うFR車で、フロントミッドにマウントされるバンク角65°の6.5リッターV12自然吸気ユニットのスペックは800ps/718Nm。0-100km/h加速を2.9秒でこなし、340km/hの最高速をマークする。トランスミッションはデュアルクラッチだ。ボディサイズは全長4657×全幅1971×全高1276mm。乾燥重量は1525kgで、前後重量配分は47:53である。
スポーツEPS(電動パワーステアリング)やSSC(スライド・スリップ・コントロール)、さらにPCV(ヴァーチャル・ショートホイールベース2.0システム)といった各種先進デバイスが導入され、比類なきハンドリングとロードホイールディング性能を発揮。その一方で、パワフルなパフォーマンスを扱いやすいものにしている。
デザインはフェラーリのスタイリングセンターによるもの。エクステリアは、スポーティなラインで卓越したパフォーマンスの持ち主であることを強調している。リヤビューの2ボックスデザインは、1969年の365 GTB4を彷彿とさせるもの。ちなみに公表された写真のボディカラーは「ロッソ・セッタンタ」で、同社が70周年を迎えたことを記念して特別に作られた新色とのこと。
インテリアはF12ベルリネッタの持つスペースや快適性を維持しながら、新しいデザインのステアリングホイールやインストルメントパネル、そして最新のインフォテイメントシステムや空調ユニットを採用することにより、スポーティなイメージを高めるとともに、新世代フェラーリを実感させる出来栄えだ。