FCAジャパンは、同社のジープブランドのフラッグシップモデルである「Grand Cherokee(グランドチェロキー)」をマイナーチェンジ。2017年3月4日(土)より、全国のジープ正規ディーラーにて販売を開始すると発表した。
ついにV8消滅!しかし大幅値下げ!
今回のマイナーチェンジだが、まずエクステリアは7スロットグリルが天地方向にスリムになったことが印象的。これだけで従来モデルよりプレミアムSUVらしいスマートな風情が格段に向上している。また、ヘッドライトベゼルのカラーをダークに、グリル周りをブラックに統一することで、これまでのモデルより高級感と重厚感も強調された。
だが古くからのジープファン、あるいはアメリカ車好きにとってV8エンジン搭載車が日本仕様のラインナップから消滅したことはショッキングな出来事かもしれない。時代の趨勢によるものとはいえ、もはやジープブランドからアメリカ車を長らく象徴してきたエンジンが選べないことに寂しさを感じる人がいても不思議はないだろう。
もちろん、寂しい話ばかりではない。これまでのV8・5.7リッターからV6・3.6リッターエンジンに変更、併せてクォドラドライブII 4X4システムも廃止たことでトップグレードの「サミット」は約70万円も値下げされているからだ。上品なホワイトのラグーナレザーパッケージをオプションとして新たに設定、従来以上に広く訴求できるモデルになっている。その他のグレード、「ラレード」や「リミテッド」も装備類をアップデート。利便性と安全性能の向上が図られている。
グランドチェロキー
全国メーカー希望小売り価格(消費税込み)
ラレード 4,946,400円
リミテッド 5,994,000円
サミット 6,642,000円
サミット・ラグーナレザーパッケージ 7,074,000円
また、今回のマイナーチェンジを機に「ラレード」をベースとした200台の限定モデル「Jeep® Grand Cherokee Altitude(ジープ・グランドチェロキー・アルティテュード)」の発売も発表された。
グランドチェロキー・アルティテュード
全国メーカー希望小売り価格(消費税込み)
5,130,000円