プジョー、シトロエン、DSを有するPSAグループは、DSブランドの新型ミドルサイズSUV「DS7クロスバック」を発表した。
プラグインハイブリッドモデルも設定
ボディサイズは全長4.57×全幅1.89×全高1.62m。パワートレインはガソリン3機種(225ps/180ps/130ps)、ディーゼル2機種(180ps/130ps)に加え、2019年の春にはシステムトータルで300ps/450Nmを発揮し、EV航続距離が60kmにおよぶ4WDのプラグインハイブリッドモデルも設定する。なお、プラグインハイブリッドを含む多くのエンジンには8速AT(EAT8)が組み合わされるという。
DS7クロスバックは、DSブランドの新世代デザインを象徴するモデル。クロームで縁取りされた6角形のダイヤモンド・エフェクト・グリルやエッジの効いた前後バンパーなどが、それを端的に示している。前後ライトにはLEDが用いられ、「DS アクティブLEDヴィジョン」と呼ぶヘッドライトは、180°の照射範囲を持つ可変タイプが採用された。
そのほか、半自動運転機能や運転支援デバイス、各種安全装備は、先進技術が投入されているが、中でも注目は「DSアクティブ・スキャン・サスペンション」だろう。これは車載カメラを使用して5m前方の路面を検知し、今後車両が遭遇する凸凹を予測。それをもとにサスペンションを制御して快適な乗り心地や車両安定性を向上させるものだ。
この新型DS7クロスバックの登場を記念して、早くも特別限定車「DS7クロスバック・ラ・プレミア」の発売が決定。欧州では3月7日より、オンラインで予約受付を開始する。
180psのディーゼルエンジン仕様と225psのガソリンエンジン仕様が設定されるこの限定車には、クラムス・グレーやパールホワイト、ペラ・ネラ・ブラックといったシックなボディカラーが設定されるほか、インテリアはナッパレザー張りとなり、DS7クロスバックのエレガントなイメージを強調。専用バッジや20インチのアルミホイールも装着される。