ルノーはジュネーブショー2017にて、アルピーヌの新世代スポーツカー「A110」のプロダクションモデルを発表した。本サイトでもすでにお伝えしたとおり、この「A110」は、かつて1960年代に登場したリアエンジンスポーツカーが名乗っていたネーミング。アルピーヌA110は、現代の技術で蘇ったのである。
252psの1.8L直4ターボ搭載
このショーでは、車両スペックが明らかにされた。ボディサイズは全長4178×全幅1798×全高1252mm。プラットフォームおよびアッパーボディはアルミニウムストラクチャーによって構成され、車両重量は1080kgに抑えられた。前後重量配分は44対56。ライトウエイトでコンパクトなボディは、かつてのA110の魅力を受け継ぐ特色だ。
キャビン後方にミッドシップマウントされるパワートレインは252ps/320Nmを引き出す1.8リッター直4ターボ。パワーウエイトレシオは4.3kg/ps、馬力荷重比は233ps/tとなる。このエンジンを原動力に0-100km/hを4.5秒でこなす加速性能を身に付けた。走行モードはノーマル/スポーツ/トラックの3モードが設定。なお、最高速は250km/h(リミッター作動)である。
欧州ではすでに受注がはじまっており、初期モデルの限定車の場合、フランスでの販売価格は5万8500ユーロ(約703万円)。右ハンドル仕様となる英国と日本市場は、2017年内に受注が始まり、2018年にはデリバリーが開始される見通しだ。