会場でロールス・ロイスが3台売れた
「第38回バンコクインターナショナルモーターショー」が3月27日~4月9日の日程で開催された。ジュネーブやフランクフルトといった世界5大モーターショーに比べるとあまり聞きなじみがないかもしれないが、バンコクショーは今年で38回目を迎える歴史あるモーターショー。昨年の入場者数も170万人超と、世界的にみても人気の高いモーターショーのひとつに数えられる。
タイは国策として自動車産業の誘致を積極的に行っている。この結果、日本メーカーはもとより多くの欧米メーカーもタイに生産工場を持つに至り、現在ASEAN地域の自動車産業の中心的役割を担っている。そんなわけでバンコクショーの注目度は年々高まりつつあるのだ。
よって出展社数も増加の一途。自動車メーカーおよび関連パーツメーカーは30社以上が、オートバイメーカーは12社が出展。中でもここ数年目立っているのは、ロールス・ロイス、ベントレー、アストンマーティン、マクラーレン、ランボルギーニ、ポルシェ、マセラティ、ジャガーといった、超高級ブランドが軒並みブースを構えるようになってきていることだ。
バンコクショーはトレードショーという側面も強く、プレスデーよりもVIPデーの方が先に行われるという変則的な日程なのだが、VIPデーだけでもこうした超高級車が数台単位で成約するのだそうだ。ちなみに昨年はVIPデーにロールス・ロイスが3台売れたとか。ショー期間内(2週間)の新車契約台数も破格の規模で、約3万7000台が売れたという。
第二弾に続く