5月19日、フォルクスワーゲンはスモールカー「アップ!」にハイパフォーマンス版となる「アップ! GTI」を設定し、2018年初頭に販売することを発表。コンセプトモデルを公表した。
115psエンジンを搭載
1976年に登場した初代ゴルフGTIへのオマージュとなるこのアップ! GTIには、115ps/200Nmを発揮するTSIエンジンが搭載され、8.8秒の0-100㎞/h加速と197㎞/hの最高速をマークする実力を備えている。ちなみに初代ゴルフGTIには110psのエンジンで、0-100㎞/h加速は9.0秒、最高速は182㎞/hだった。
外観はフロントグリルにあしらわれるレッドのストライプや、サイドに入るブラックのストライプなどがGTIを主張。アルミホイールは17インチサイズだ。ボディカラーはホワイトやレッド、ブラック、ダークシルバー、ブルーが用意される。
インテリアでは専用デザインのステアリングホイールやタータンチェック柄のシートなど、GTIの伝統を受け継ぐディテールが見られる。
このコンセプトモデルは、5月24日〜27日にオーストリアのヴェルター湖畔で行われる伝統的なイベント「GTIミーティング」で初披露される。
初代ゴルフGTIとサーキットトラックで比較試乗する動画も公開された。両車を並べるとボディのサイズ感はとても近いものがあり、まさにアップ!GTIが、初代ゴルフGTIが現代の技術で復活したかのようだ。