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ボッシュとネット企業大手の「百度」など中国IT企業がコラボ

自動運転用の高精度地図の共同開発を目指す

 

グローバル展開を図る自動車サプライヤー大手のボッシュが、中国で積極的な動きを見せている。4月には中国のインターネット検索大手の百度(バイドゥ)と提携し、さらに地図情報サービス企業のオートナビ社およびナブインフォ社との提携を発表。自動運転技術に欠かせない高精度地図を共同開発し、年末までには何らかの回答を出す考えだ。

 

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モビリティ・ソリューションズ・セクター統括部門長のロルフ・ブーランダーは「自動運転には高精度のマップが欠かせない」との考えを示した。

 

中国では自動運転への関心が高く、日米欧の自動車メーカーおよびサプライヤー、IT企業が市場進出を進めている。ボッシュもそのひとつだが、広大な中国において高精度地図を実用化までするのは並大抵のことではない。現地企業との提携も必須で、グーグルやヤフーに次ぐシェアを持つ百度はその実現に向けてのパートナーとしても最適だろう。ボッシュのレーダーやセンサーなどで得たデータを中国IT企業3社が地図化し、その更新も受け持つ形となり、百度はそのプラットフォームの公開も表明している。

 

ボッシュと百度は中国での自動運転の実証実験も進めていく考えで、ドイツ、米国、日本とともに自動運転をアピールする場として重視している。自動車交通の歴史が長い欧米や日本に比べ、自動運転に対する先入観や抵抗が少ないといわれる中国。今回のボッシュや百度の戦略がシェア獲得に有利に働くことになるのか。日本の自動車メーカーやサプライヤーの反応も気になるところだ。

 

 

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