都市型モビリティの新しいカタチ
BMWはこのほど、同社初となる電動キックスクーター「BMWモトラッドX2City」を開発。2017年末から発売すると発表した。販売価格は2500ユーロ(約33万円)以下を予定しているという。
X2Cityは、混雑した都市交通におけるモビリティの持続可能で革新的なソリューションとして開発された。一般的な折りたたみ自転車よりコンパクトなサイズのボディには408Whのリチウムイオンバッテリーや後輪を駆動する電気モーターを搭載。最高速度は25km/hで、ハンドルに付く操作ユニットにより、8、12、16、20km/hに速度調整が可能だ。気になる航続距離は25〜35kmを実現。充電時間は家庭用電源で2.5時間とのこと。
重量は20kg。ボディのデザインは人間工学に基づいており、ライトやブレーキなどには安全性に寄与する高品質パーツが使用されている。タイヤにはホイールガードが備わり、雨天時にタイヤから巻き上げる水飛沫を防ぐことができる。ハンドルに備わる操作ユニットにはUSBジャックが組み込まれ、ライディング中に手持ちの携帯端末などを充電することも。
BMWが手がけた最小&最軽量のZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル)となる電動キックスクーター、新しい都市型モビリティのカタチとして注目を浴びそうだ。日本導入に関する情報は今後の発表を待つことになるがぜひ期待したいところだ。