久々の後輪駆動モデル、いよいよ
FCAジャパンは、アルファ・ロメオの新型スポーツサルーン「アルファ・ロメオ・ジュリア」を9月6日に発表する。
ジュリアは、長く輝かしい歴史を持つアルファ・ロメオの“過去”と“現在”をつなぐモデルになる。初代ジュリアは1962年、当時としては稀だった空気力学を取り入れたボディに、最先端のDOHCエンジンを搭載して登場。その優れた走行性能は高く評価され、ヨーロッパ車のベンチマークとなった。さらに、初代ジュリアからは高性能モデルやさまざまなバリエーションが派生し、後世にも語り継がれるアルファ・ロメオの代表的なモデルに。
新型ジュリアは、そうした初代ジュリアの血統を受け継ぐ。開発チームは、ジュリアに次世代を見据えた新設計FRアーキテクチャーを与えた。クルマの基本性能を決定づけるアーキテクチャーを白紙から設計し、クラスをリードする優れた走行性能と、ドライバーの感情を揺さぶるドライビングエクスペリエンスを追求したのである。それは初代ジュリアが残したヘリテージを継承する取り組みでもあったのだ。その結果、新型ジュリアは50:50の理想的な重量配分とFRスポーツサルーンらしい上質な操縦感覚、それにクラストップレベルのパワーウエイトレシオを身につけたという。
新世代アーキテクチャーは、ジュリアのダイナミックなデザインにも寄与。アルファ・ロメオ・エクステリア・チーフデザイナーのアレッサンドロ・マッコリーニは、次のように述べている。
「ジュリアのデザインは独創的でありながらシンプルです。そしてそのダイナミックなプロポーションは、フロントの短いオーバーハングによって強調されています。このエクステリアデザインは、エンジン縦置きのFRアーキテクチャーだからこそ実現できました」。
9月6日の“Xデー”には、日本導入モデルのラインアップおよび価格が発表されるとのこと。アルファ・ロメオ久々の後輪駆動モデルの上陸に、期待は高まるばかりである。