未来の都市モビリティの形を提案
ダイムラーは8月30日、未来の都市モビリティを提案するコンセプトモデルとして、「スマートEQフォーツー」を発表。9月12日に開幕するフランクフルト・モーターショーで初披露する。
このコンセプトカーは、スマート・フォーツーの将来の方向性を示すひとつのヴィジョンとなるもの。ダイムラーでは、コネクテッド、オートノマス(自律運転)、シェア、エレクトリックの4つのキーワードで構成する企業戦略「CASE」を推進しているが、このコンセプトはこの戦略を具現化するものだ。
つまりこのコンセプトモデルは、自律運転が可能なコネクテッドEVで、カーシェアリングでの使用を提案するものでもある。ダイムラーの展開するカーシェアリングサービス「car2go」は現在、世界で260万人以上が利用しているが、ダイムラーではそれが2025年にはおよそ3670万人に増加すると予想。スマートEQフォーツーは、この需要に応えるためのモデルとなる。
コンセプトモデルのボディサイズは、全長2699×全幅1720×全高1535mmで、2名乗車のキャビンを備えている。車両には容量30kWhのバッテリーが搭載されている。インパネにはユーザーインターフェイス用の24インチ・ブラックパネルディスプレイが備わる。