増えつつある駐車場シェアリングサービスに対応する保険を、東京海上日動が発売
使っていない自宅の駐車スペースを貸し出したり、自分のクルマをシェアリングサービスの対象にしたり(ライドシェア)といったクルマ関連の「シェアリングエコノミー」が広まりつつある。民泊やクラウドファンディングも含むシェアリングエコノミーだが、クルマ関連では遊休駐車スペースを貸し出すシステム(軒先パーキングやBタイムズなど)が増えており、まだ一般化していないものの今後はライドシェアの普及も考えられる。だが、こうしたシステムは利便性と経済性をあわせ持つメリットがある一方で、事故などのトラブルがあった場合はちょっと困ったことになりそうな不安もある。
そこに目を付けた損害保険大手の東京海上日動が、新たに「シェアリングエコノミーに対応した自動車保険」を発売。シェアリングエコノミーを事業とするマッチングビジネス事業者(仲介業者)を契約対象とし、万一の事故などの場合には保険金で補填。シェアリング対象のクルマが加入する任意自動車保険に上乗せし、不足分を補填する形だが、シェアリングエコノミーを活用したい人にとっては安心材料となる。拡大が期待されるシェアリングエコノミーだが、勧誘等に訪れた事業者が、こうした保険にちゃんと入っているかどうかチェックすることも、今後は必要となってくるはずだ。