2基のモーターで合計680psを発揮
4月22日、フォルクスワーゲンは6月24日に米国コロラド州コロラド・スプリングスで開催されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムレースに出場するEVレーシングカーの「I.D.Rパイクスピーク」の実車をフランスで初公開した。
このモデルには2基のモーターが搭載されており、アウトプットは合計で680ps/922Nmを生み出す。0-60マイル(約97km/h)を2.25秒でこなす加速性能は、フォーミュラ1やフォーミュラEのマシンより速いという。ブレーキには回生システムが組み合わされ、制動エネルギーの一部を電気に変換し、バッテリーに供給される。
ちなみに、パイクスピーク・ヒルクライムレースでステアリングを握るのは同レースで優勝経験のあるフランスのロマン・デュマ選手。これまでに同レースを3度制した39歳は、ル・マン24時間レースでも2度優勝している実力派だ。