自動車専門誌ル・ボランと当サイトで好評連載中の【月刊イタフラ】番外編。日本時間の6月13日夜にロンドン郊外に降り立ったモータージャーナリストの嶋田智之氏が、スマホだけでリポートするグランドツーリング紀行のパート2です。
いよいよロンドンを発つ
「あなたはまずどれにする?」
アストン・マーティンのソフィーさんが、そう訊ねてくれた。
……マジっすか?
旧いのはDB4、DB6、DB6ヴォランテ、新しいのはDB11AMR、新型ヴァンテージ、DB11ヴォランテ、DB11 V8。選べるなんて、贅沢どころの騒ぎじゃないでしょ。
……と、そこで考えた。行程を考えた全てに乗れるわけじゃなさそうだから、いちばん乗りたいのから行くべきだ、と。ヴァンテージとDB11AMRは未試乗だから早く試したいけど、ヴァンテージは帰国してすぐに予定が入ってるし、DB11AMRもV12のスタンダード・モデルになるわけだから、そう遠からず機会はあるでしょ。ここはやっぱり……。
「すんませーん、DB4くださーい!」
というわけで、まずは十数年ぶりにDB4のステアリングを握ることになった。
ちなみに今回チーム日本として(?)コンビを組むのは、「ボンジョルノ西川」こと西川 淳さん。気心知れてることもあって、こりゃ楽しいグランドツーリングになるぞ-!
まずは僕がドライバーズシートに座り込んで、スタート。
……あああ、この感じこの感じ。
やっぱいいよなー、DB4…… と感動しはじめて僅か10分。それはいきなりやってきた……のだった。
Part.03に続く?