ル・マン復帰と同時に8クーペ復活!
ル・マン24時間レースの熱気に包まれた仏サルテサーキットのレースウィーク。世界中から詰め掛けたVIPゲストが見守る中、BMW の新型8シリーズ・クーペのワールドプレミアが華々しく行われた。
特設ブースでアンベールされたのは、最高出力530psを発揮する4.4リッターV8ツインターボ搭載の、高性能モデルにあたるM850i xDriveクーペと、3リッター直6ディーゼルターボの840d xDriveクーペだ。
市販モデルに先行してデビューさせたレーシングマシンのM8 GTEで、ル・マン24時間レースへの復活参戦を果たしたBMW モータースポーツだが、彼らと共にストリートカーとレーシングカーを並行して共同開発を行っていたというストーリーには感銘を受ける。
実際にワークスドライバーのマルティン・トムチックが両車の開発ドライバーも務めたとあり、極限まで追求された走りへのこだわりはさすがだ。芸術作品のようななめらかな曲線を描くボディラインに、まるで美しく引き締まった筋肉を見るかのように浮き出るホイールハウジングが斬新で思わず惹きつけられてしまう。
高級感溢れるラグジュアリークーペの世界においても、BMW が誇るスポーティでダイナミックなモータースポーツの躍動感が存分に楽しめるのだから、わがままで欲張りな顧客を満足させるに違いない。
ドイツ人のスーパーモデルでBMW Mのブランドアンバサダーを務めるレナ・ゲアケも華を添えた。