2020年のオリンピックに合わせて東京へ
6月29日、トヨタ・モーター・ヨーロッパは、世界初の水素船「エナジー・オブザーバー」の支援を拡大する方針を明らかにした。
エナジー・オブザーバーは2017年にフランスで航海をスタート。この船は、トヨタがこれまで20年にわたって取り組んできた水素燃料技術が活用されている。この船の場合は、海水から水素を取り出すシステムを搭載することによって推進力を賄う、世界初の水素燃料電池船。燃料となる水素の補給方法こそ異なるが、温室効果ガスや微粒子を排出しないという点では、燃料電池車「MIRAI」と変わらない。
トヨタ・モーター・ヨーロッパの支援を受けて、同船は今後、2019年に地中海や北欧に航行。さらに2020年にはオリンピックが開催される東京に到着することを目指しているとのこと。
エナジー・オブザーバーのチームはこれからドキュメンタリー・コンテンツを制作し、ソーシャルメディアで共有されるウェブなどを通じて情報を発信していく。