島原まゆやまロード(No.090)
大火砕流の跡を間近に島原の裏山を抜けていく快走路。
仁田峠循環道路とは平成新山を挟んで反対側、雲仙の東麓を抜けていく。一見、平成新山の山裾をゆく気持ちのいい道だが、道路のすぐ脇に続くのは1991年に南島原を襲った大火砕流や土石流の跡。大自然の脅威と美しさが紙一重だということを実感させられる。
国道251号・島原街道のうち、半島の西海岸をゆく区間は“サンセットロード”とも呼ばれる。夕日の美しい海沿いの道だ。
道路名の由来になっている眉山は、寛政4年(1792年)の大災害、『島原大変肥後迷惑』で島原城下を埋め尽くす土砂崩れや島原湾の大津波を引き起こした山。これが平成の噴火時には島原の中心街を守る防波堤の役割を果たしたのである。
◎正式名称/県道207号千本木島原港線
◎区間距離/8km(島原市門内町-県道58号交点)
◎冬季閉鎖/なし
◎撮影時期/10月下旬