月刊イタフラ

【嶋田智之の月刊イタフラ】アルファ・ロメオは、コイツが本命?

ステルヴィオ、まずは長距離ドライブから!!

発売されたばかりのアルファ・ロメオ・ステルヴィオで、長い距離を走ってきました。東京と岡山を往復1300km。高速道路、一般道、ワインディングロードとさまざまな道をたっぷりと。そこで感じたことを数回に分けてお伝えしましょう。注目株ですからね。

まずは長距離移動=GT性能から。ロングドライブ、おおむね……というか、かなり良好でした。
「おっ? いいかも!」と最初に強く実感したのは、料金所ブースからの加速。この“ファーストエディション”は280㎰/400Nmのジュリア・ヴェローチェと同じ2ℓ直4ターボを積んでいて、なかなか活発な加速。車両重量が1810㎏あるので強烈とまではいえないけど、とても気持ちのいい爽やかな感じの速さです。トルクは低回転域からずっと豊か、パワーはフラットにピークまで伸びていく性格で、2000rpm少し超えたあたりをキープしていれば充分に力強さを感じられるし、スピードが必要になったときにもそこから踏んでいけば、まったくモタつかずに得ることができます。高速巡航、かなり楽です。
乗り心地はフランス車のようにフラットなわけじゃないけど、路面の凹凸を適度に伝えながらもよく動く脚が瞬時に吸収して、結構快適。シートの座り心地もいいので、望外に疲れ知らずなのです。
ひとつ気になることがあるとすれば、ステアリングの遊びがわりと少なめで操作に対し車体が素早く反応する楽しい性格が、運転中の手に変なチカラが入る癖があるヒトは、高速走行中には敏感すぎると感じるかも、と思ったこと。個人的には全然平気だし、嫌いじゃないんですけど。(続く)

LE VOLANT 2018年9月号 Gakken Plus

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