150psの1.4リッターターボを搭載
8月9日、PSAグループのオペルは、コンパクトハッチバックモデルの「コルサ」にハイパフォーマンス版の「GSi」を設定したことを発表した。ドイツ市場での販売価格は1万9960ユーロ(約251万円)となっている。
コルサというモデルは、オペルがGMグループに属していた1982年に誕生。2〜3代目のときは、「ヴィータ」という名で日本でも展開されていたから、所有していた方もおられるだろう。
そんなコルサは、オペルブランドが日本から撤退した後も進化を続けており、現在は5代目を数える。オペルにとって「GSi」というグレードは、フォルクスワーゲンでいうところのGTIに相当する高性能モデルで、新型コルサGSiは、DセグメントモデルのインシグニアGSiに続く2番目の新世代GSiモデルとなった。
新型コルサGSiは、全長4021×全幅1736×全高1479mm、ホイールベース2510mmのコンパクトなボディに、150ps/220Nmを発揮する1.4リッター直4ターボエンジンと6速MTを搭載。0-100km/h加速を8.9秒でこなす加速性能が与えられている。いわゆる“ホットハッチ”だ。
サスペンションは専用のスポーツタイプで、高いグリップ性を備えたタイヤを組み合わせるホイールは18インチ。ブレーキも強化されており、キャリパーはレッドにペイントされている。そのほか外観では、大型化されたフロントのエアインテークやリアウイング、カーボンルックのドアミラーカバー、ボンネットの先端に設けられたバルジ、ハニカムメッシュデザインのフロントグリルなどが、GSiならではのディテールだ。
インテリアではスポーツ仕様のステアリングホイールやレザー仕上げのシフトノブ、アルミペダルが特徴。オプションでレカロ製パフォーマンスシートを選択することも可能だという。