清水和夫のDST

インプレッサ vs CH-R、新プラットフォームを有した日本車対決【清水和夫のDST】#82-4

インプレッサの安定性と操縦性は低いエンジン位置が功を奏している

TOYOTA C-HR S-T
●操縦安定性:★★★★
●平均通過速度:69.61km/h(2回平均)

TNGAの特徴としてクロスオーバーSUVとしては低い重心で設計されているから、ダブルレーンチェンジも得意な方だ。インプレッサよりも車高が高いから少し不安になるが、実際の安定性は高い。ステアリングを操舵した時の初期ロールを抑えたいと思ったが、横Gが大きくなるとしっかりとしたダンピングが発生する。ただ、最初のVSCの介入タイミングが少し遅いのは気になった。というのは、車高から想像する以上に通過スピードが高いので、元のレーンに戻るときに少しアンダーステア気味となってしまうのだ。初期転舵でブレーキ制御を強めておけば、出口が楽になる。

ル・ボラン 2017年8月号より転載

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