「M4」と同等のアイテムも新採用
BMWジャパンは、従来型M2クーペのパフォーマンスを高めた新型「M2コンペティション」を発売。消費税込みの車両本体価格は6速MTモデルが873万円、7速M DCTモデルは898万円となっている。
この新型は、より高性能となった3リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボ搭載。最大出力は従来比で40㎰(30kW)高められた410㎰(302kW)/5250-7000rpmを発揮。同じく最大トルクも85Nmアップとなる550Nm/2350-5200rpmを叩き出す。
そのポテンシャルを最大限引き出すべく、Ⅿ2コンペティションではBMW M4と同等の冷却システムを採用。また、カーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)を使用したストラットブレースを搭載。ボディ剛性を強化する一方、大径のMスポーツ・ブレーキを装備して制動力も強化されている。
足回りもアップデートされ、ダンパーとスタビライザーは新たに専用設定。DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)のセッティングやシャシーにもチューニングを加え、コンペティションの名に相応しい走行性能を実現した。
デザイン面ではフロントバンパー、キドニーグリル、エクステリアミラーのデザインを一新。冷却性能の向上にも寄与する大型化したエアインテークとともにハイグロス・ブラック仕上げのダブル・バー・キドニーグリルは左右が連結したようなデザインを採用、アグレッシブなデザインとなっている。
エクステリアミラーには、空力性能を向上させるダブルリッジ・デザインのMミラーを採用。フロントともども精悍なテイストを演出される。足元もホイールにⅯ2コンペティション専用の19インチMライト・アロイ・ホイールと大径ブレーキディスク、グレーメタリック仕上げのMスポーツ・ブレーキを新搭載。これらの装備とともに、リアに配されたハイグロス・ブラック仕上げのM2コンペティション・バッジが、エクスクルーシブなモデルであることをアピールしている。
インテリアもインスツルメントパネルやステアリングホイール、シートなどを一新。インスツルメントパネルはこのモデル専用で、エンジン・スタート時にはM2コンペティションのロゴが表示される仕様となった。
また、走行状況に応じて足回りなど自分の好みのセットアップを記憶させ、瞬時に呼び出すことが出来る「M1」、「M2」ボダンが付いた「Mスポーツ・ステアリング・ホイール」が装備されたほか、「Mスポーツ・シート」の高いホールド性はアグレッシブなサーキット走行においても頼もしいホールド性を発揮する。