初代と同じソフトトップを採用
BMWは8月23日、フルモデルチェンジを受けて3代目となった新型「BMW Z4」を、米国カリフォルニア州モントレーでワールドプレミアした。
まず登場したのはBMW Mパフォーマンス仕様となる高性能グレードのM40iで、エンジンは340psを発揮する3リッター直列6気筒ターボを搭載。電子制御式スポーツサスペンションやMスポーツブレーキシステム、電子制御式Mスポーツディファレンシャルが採用され、0-100km/h加速を4.6秒でこなす加速性能が与えられた。
エクステリアデザインでは、メッシュデザインのキドニーグリルや縦に配列したヘッドライトで構成するフロントマスクが新型を実感させる。また、フェンダーアーチが強調されたサイドボディ、そしてボディ一体型となったリアスポイラーなど、洗練されたデザインが目を引く。
2人乗りのキャビンはホイールベースのほぼ中央に配置され、50:50の前後重量配分と合わせて、Z4のDNAが確かに受け継がれていることがわかる。驚くべきはルーフの仕様。先代はリトラクタブルのメタルトップだったが、新型では初代のソフトトップに回帰しているのだ。
インテリアでは、センターパネルが運転席側に傾けられた、ドライバーオリエンテッドな設計がロードスターモデルを感じさせる。
新型Z4は今後、9月19日に他のエンジンバリエーションを含むメカニカルトピックなどを含む詳細が発表される予定。10月4日〜14日に開催されるパリ・モーターショーでも披露され、2019年の春から市場に導入される見通しだ。