世界限定40台はすでに完売
ブガッティは8月24日、カリフォルニア州モントレーで開催されたイベント「クワイル:モータースポーツ・ギャザリング」において、同社の最新モデル「ブガッティ・ディーヴォ」を世界初公開した。
車名のディーヴォとは、1920年代後半にタルガ・フローリオのレースを2度制したフランスのレーシングドライバー、アルバート・ディーヴォに由来している。
ディーヴォはワインディングロードにおける機敏性や軽快さにおいて、高いパフォーマンスを発揮するモデルとして開発されたモデル。いわばハンドリングマシンだ。このため1500psを発揮する8リッターW16クワッドターボエンジンは、シロンと同じだが、最高速は380km/hに制限されている。
その代わりエアロダイナミクス性能や軽量化は独自にチューニングされたもので、シロンと比べて車両重量は35kg軽く、ダウンフォースは90kg以上向上。南イタリア・ナルドのサーキットトラックにおけるラップタイムは、シロンより8秒も速い。
フロントマスクやリアエンドはとくにディーヴォ独自のデザインが採用されており、シロンより高められたダウンフォースを得るためのディテールが見て取れる。幅1.83mにおよぶリアスポイラーはシロン用より23%拡大されているという。
世界限定で40台が生産されるディーヴォの価格は500万ユーロ(約6億4600万円)にのぼるが、すでに完売しているとのこと。