ニューモデル

ルノー・メガーヌに待望の「R.S.」が

279psを発揮する専用の1.8リッターターボを搭載

ルノー・ジャポンは新型メガーヌにハイパフォーマンスモデル「メガーヌR.S.(ルノー・スポール)」を設定。8月30日に発売を開始した。消費税込みの車両本体価格は440万円である。

新型メガーヌR.S.は、F1をはじめとするモータースポーツへの挑戦で培われたノウハウと先進技術により、走りのパフォーマンスがさらなる高みへと引き上げられている。

エンジンはルノー・スポールとルノー・スポール レーシングが共同開発した1.8リッター直列4気筒ターボで、パワーとトルクは279psと390Nmを引き出す。今回導入された日本仕様のトランスミッションは、デュアルクラッチ2ペダルの6EDCだ。

シャシーにはすでに日本に上陸しているメガーヌGTにも搭載されている4輪操舵システム「4コントロール」を採用。このシステムは、低速時では前輪と後輪が逆位相に操舵され回転半径を小さくし、駐車時などの取り回し性を高め、高速時は同位相に操舵され車両安定性を高めるもの。新型メガーヌR.S.に搭載される4コントロールは、ルノー・スポールによって専用チューニングが施され、リアタイヤの操舵角は最大で2.7度におよぶ。

走行モード「マルチセンス」は、コンフォート/ニュートラル/スポーツ/レース/パーソナルの5モードを設定。レースモードではESCがカットされるほか、4コントロールの設定も俊敏性を優先した高速走行用に切り替わる。パーソナルモードでは、ドライバーの選択により、安全支援システム(ADAS)を含めてマルチセンスの機能を項目ごとに設定することが可能だ。

ブレーキはフロント用がブレンボ製4ピストンキャリパーを、リア用はTWR製モノピストンキャリパーを採用。フロントのブレーキディスクは先代メガーヌR.S.に比べて+15mmの355mmとなった。タイヤはブリヂストンのポテンザS001が標準装着される、サイズは245/35R19だ。

エクステリアは、メガーヌGTよりフロントで60mm、リアで45mm拡幅されたワイドボディが特徴。19インチホイールの装着によってアグレッシブな走りをイメージさせるルックスが光る。フロントバンパーやリアルーフスポイラー、バンパー一体型のリアディフューザーといったパーツはこのクルマ専用で、エキゾーストフィニッシャーはメッキトリムを施すセンターマフラーが採用された。ボディカラーはオレンジ系の「オランジュトニックメタリック」のほか、「ブランナクレメタリック」(ホワイト系)と「グリチタニアムメタリック」(グレー系)の計3色がラインナップされた。

インテリアではアルカンターラ張りのシートが目を引く。フロントシートはヘッドレスト一体型のスポーツタイプで、日常走行からスポーツドライビングまで対応できるよう、ホールド性と快適性を両立。ヘッドレストには「R.S.」のロゴが刺繍される。また、シートエッジやシフトブーツノブ、センターアームレストにはレッドステッチが施され、特別なモデルを主張。アルミペダルやレザーステアリングホイール、シフトパドルなどには「RENAULT SPORT」のエンブレムを装着している。

7インチタッチスクリーンを組み合わせるマルチメディアシステム「Rリンク2」は、運転支援システムやマルチセンス、電話、ラジオなどのほか、メーターパネルのカラーやパーキングセンサーも設定可能だ。

先進安全運転支援システムは、ADAS(アドバンスド・ドライバー・アシスタンス・システム)を搭載。車間距離警報やエマジェンシーブレーキサポート、車線逸脱警報、後側方車両検知警報、イージーパーキングアシストといった先進機能が盛り込まれ、多角的に安全運転をサポートする。

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