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アーカイブで振り返る自動車専門誌「ル・ボラン」500号の軌跡。

1985.7月号 100号

1980年代のル・ボランは……

1980年代に入り、輸入車も従来の大きくて豪華なモデルだけではなく、ゴルフをはじめとするコンパクトカーに注目が集まってきた。輸入ルートも整備され、多彩な車両が取材可能な環境となったことで、ライバル車を集めた比較試乗やサーキットおよびテストコースを使っての限界性能テストにも挑戦、国産車から輸入車まで幅広い記事が誌面を彩っている。ノーマル仕様に飽き足らないユーザーが個性を出そうとドレスアップやチューニング用パーツに注目しはじめ、そうしたアイテムの紹介も増えていた。取材記事だけではなく、掲載されていた広告まで情報源として熱心に目を通す読者も多く、各種広告の充実ぶりも小誌の特徴だった。

【ロングツーリング BMW M535i】
まだ並行輸入も多かった時代の1981年にBMWジャパンが設立され、日本仕様への変更やサービス体制も充実。迅速な取材も可能になり、E28型M535i およびE24型635CSiは空輸直後に九州でツーリング試乗できた。

【ニュー・カー試乗 フォルクスワーゲン・GOLF GTI】
VWゴルフⅡにGTIが登場。まだこの時は、DOHC16バルブエンジンになる前のSOHC時代で最高出力105ps。価格は341万円。

【ミシュラン・タイヤテスト in Ladoux】
高速性能はまだ海外のタイヤがリードしていた1980年代、フランス・ラドゥーにあるミシュランのテストコースで取材を行なった。

【第2世代の2BOX比較試乗記】
各ブランドの正規輸入車も増えてきたため、同クラスの国内外ライバルモデルの比較記事も見られるように。ゴルフはやはり主役!

【ニューカー速報 いすゞ・ジェミニ】
CGなどない時代、実車撮影による派手なカースタントで魅せた“街の遊撃手”FFジェミニがデビューした。

まとめ:吉田 恵/ル・ボラン2018年11月号より転載
LE VOLANT web編集部

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