ニューモデル

「メルセデス・ベンツSクラス」にプラグインハイブリッド版が復帰

13.5kWhの高性能リチウムイオンバッテリーを搭載

12月13日、メルセデス・ベンツ日本は「Sクラス」のラインナップに同社の電動化技術「EQパワー」を採用したプラグインハイブリッドパワートレインを搭載する「S560 eロング」を設定、同日より発売した。消費税込みの車両本体価格は1697万円。

このモデルには、367ps/500Nmを発揮する3リッターV型6気筒ツインターボエンジンと、122ps/440Nmを発するモーターを搭載。システム総合で476ps/700Nmを引き出し、パワフルかつスムーズな走りを実現している。130km/hまではモーターだけによるゼロエミッション走行が可能で、EV走行による航続距離は40.1kmだ。

バッテリーは新開発された13.5kWhの高性能リチウムイオン。2014〜2017年に販売された「S550 eロング」に搭載の8.7kWh仕様と比べて約55%容量が増加しているうえ、小型化も実現している。なお同社では現在、充電用ウォールユニットおよび設置工事費として、税込で10万円分を無料にするキャンペーンを実施中だ。6.0kW充電に対応するこの設備で200V・30A充電を行なった場合、バッテリーの充電時間を大幅に短縮することができる。

S560 eロングの特徴として、ふたつ機能を備えた「インテリジェントアクセルペダル」が挙げられる。「プレッシャポイント機能」はEVモード走行時に、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせることにより、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを実現する。もうひとつの「ダブルパルス機能」は、ディスタンスアシスト・ディストロニック同様、レーダーで先行車両との車間距離と速度差を計測し、ドライバーが不要な加速操作を行なっている場合、アクセルペダルに2回のノックパルスを発生させて知らせ、不要なアクセルワークを防ぐ。

S560 eロングも、他の現行Sクラスと同様に新世代コネクティッド技術を採用した「メルセデス ミー コネクト」が導入されており、安全性や快適性、効率性が追求されたインテリジェントドライブを実現している。

なお、S 560 e ロングには、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。さらに、一般保証に関してはリチウムイオンバッテリーをはじめとするすべての部品に4年間の特別延長保証を適用し、合計で7年間保証される。

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