「F」仕様のライバルはランボルギーニ・ウルス
2018年1月のデトロイト・ショーで初公開。以降、各種イベントに姿を現しているレクサスのコンセプトカー、「LF-1リミットレス」だが市販化に向けた開発は順調な模様だ。日本刀にインスピレーションを受けたというコンセプトカーは、ロングノーズとコンパクトなグリーンハウスが印象的なクロスオーバー仕立てのラグジュアリーSUVだが、そんなキャラクターは市販バージョンにも受け継がれる。
今回は現在までの情報をもとに市販バージョンの予想CGを製作してみたのだが、そのエクステリアはレクサスのフラッグシップSUVらしい高級感を追求。フロントはスピンドルグリルの両サイドにインテークをレイアウトし、さらにボディサイドにもエアダクトを配しスポーツ性をイメージしてみた。また、ライト類を縦ラインのメッキに絡めた立体的な造形とし、新しい世代のレクサスらしさを演出している。
そんな外皮に包まれるハードウェアだが、プラットフォームにはTNGAのレクサス版である「LNGA」を採用。コンセプトカーのボディサイズは全長5014×全幅1986×全高1605mm、ホイールベース2974mmと発表されているが市販型では全体的に若干ながらコンパクト化。全長は5000mmで全幅が1980mm。全高は1590mmと予想されている。
パワートレインは、現行レクサスの旗艦である「LS」から流用される3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載。最高出力は430psを発揮する。また3.5リッターV型6気筒+2電気モーターの「マルチステージハイブリッド」モデルの設定も噂される。そして注目はLSへの設定が予想される「LS F」と共有する4リッターV型8気筒ツインターボで、最高出力は670psに達するという。これが実現すれば、ラグジュアリーSUVのカテゴリーで最強を謳うランボルギーニ・ウルスの650psを凌駕するスーパーSUVの誕生となる。