エコタイヤの新機軸!
タイヤメーカーのコンチネンタルタイヤ・ジャパンは2月21日(木)、東京港区において新製品タイヤの「EcoContact 6(エコ・コンタクト・シックス)」を発表した。
発表会の冒頭には、同社のグレゴリー・メイ代表取締役社長が登壇し、馬蹄のゴム製緩衝材からスタートしたというコンチネンタル社の148年に渡る歴史を解説。現在ではパワートレインからシャシー&セーフティ、インターフェイス機能を手掛けるオートモーティブ部門を含め、自動車パーツのサプライヤーとして世界トップ3の売上高とのこと。また、コンチネンタルでは、これらの技術を進化させることで交通事故による死亡者ゼロ、負傷者ゼロ、事故ゼロを掲げた「ビジョン・ゼロ」を実現したいと述べた。
また、これまで欧州メーカーを中心にOE(純正装着)タイヤを供給していきたコンチネンタル・タイヤ部門は、同グループのスケールメリットを活かして、来たるべき自動運転時代に向けた新技術を開発するとともに、タイ工場の新設・稼働などでアジア市場を強化して、2025年までには世界トップ3のタイヤメーカーを目指すとのこと。
続いて、同社の技術サービス&トレーニング・マネージャーの小川直人氏が、新開発となる「EcoContact 6」を紹介。ドイツの精緻なモノ作り技術と自動車開発で培ったノウハウを注入したタイヤ開発で完成したこの製品は、転がり抵抗を削減して環境性能を引き上げながら、グリップと優れたハンドリング&ブレーキ性能という相反するパフォーマンスを向上させているとのこと。
従来製品と同レベルの静粛性を維持しながら、革新的な添加剤でゴム素材にシリカを最適に配合し、省燃費と長寿命を図った、「グリーン・チリ・コンパウンド2.0」を採用。非対称リブ・アングルで変形を抑え、非対称サイプ・テクノロジーで排水性をアップするなど、欧州ラベリングA/A、日本国内AAAの最高グレードを幅広いサイズラインナップで実現した、新ジャンルのハイパフォーマンス・エコタイヤ。ちなみに、同製品のリリースにより、コンチネンタルタイヤはすべて第6世代となった。
ラインアップは13インチから22インチまでの93サイズを予定。2019年はOEサイズも含めて31サイズを展開する。
なお、コンチネンタルタイヤでは、新製品タイヤ「EcoContact 6」の体験モニター・キャンペーンを実施中だ。抽選で選ばれた6名のモニターに同製品を1セット(4本)提供する。
応募条件などの詳細はキャンペーンサイトまで。