サスペンション&吸排気の交換で極上のドライブフィールを実現
新型ジムニーのカスタムパーツ開発に早くから取り組んできた津田レーシング。これまでも一流メーカーとコラボしたパーツを多くリリースし、いずれも極上の性能を実現してきただけに期待も高まる。
外観でカスタムをアピールするのはマフラー。テールエンドがチタンカラーとなっているが、あくまでも控えめなスタイルだ。しかし、いざアクセルを踏み込むとそのレスポンスの良さに驚く。電子制御スロットルの悪癖は完全に影を潜め、足の動きに合わせて従順かつ機敏に回転数をコントロールできる。これはエンジンルーム内に隙なく作り込まれた吸気系パーツの恩恵。サクションパイプはむき出しに換装されているほか、ターボパイプなどのパイピングはすべてアルミ製。さらに、純正比約1.5倍という大容量インタークーラーとマフラーやむき出し型サクションにより、驚くほど軽やかな発進と加速を味わうことが可能だ。
このパワーを難なくいなし、優雅と思えるほどのフィーリングをドライバーへと伝えるのが、ビルシュタイン社と開発したJB64W専用設計のビルシュタイン。ノーマルダンパーの減衰力を計測するのは当然だが、オンオフを徹底的に試乗して見つけ出したノーマルサスペンションのネガティブな部分をカバーすることを念頭に開発したビルシュタインダンパーにより、直進時はステアリングのふらつきが完全に抑え込まれている。リアからの突き上げもなくなり、ジムニーとは思えないほどの安心感にあふれたドライビングが楽しめるサスペンションとなっている。それはダンパー交換だけでここまで激変するのか、と感動を覚えるほど。エンジンもサスもワンランク上のパフォーマンスを楽しめるぞ。