前後にスライドドアを採用した3列シートのラージSUV
フォルクスワーゲンは、4月16日〜25日の期間で開催される上海モーターショー2019でEVのコンセプトモデル「VW ID.ROOMZZ」を初公開した。
このコンセプトは、フォルクスワーゲンの次世代EV「ID」シリーズを構成する1台として発表された3列シートを備えたSUV。全長は5mクラスで、ファミリー向け、あるいはビジネス向けが想定されている。ドアが前後ともにスライド式になる点も特徴のひとつだ。
自動運転はレベル4に対応。自動運転時は、シートを内側に25度回転させることができ、車内でのコミュニケーションが取りやすいレイアウトがアレンジできる。
EVパワートレインは、82kWのバッテリーに合計で306psを発揮する2基のモーターを組み合わせる。エレクトリック4モーションを介して4輪を駆動するその加速は0-100km/hを6.6秒でこなし、最高速は180km/hに達するという。その一方、航続距離は最大475km(WLTPモード値)を実現している。