エンジンのプロが手掛けた快速111馬力仕様のジムニーJB23【ジムニー天国 2019】

純正エンジンのままエンジンチューニング！

グローブボックスに埋め込まれた各種補助メーター。コレを見るとスポーツマインドがくすぐられる。

JB23のチューニングは長い間サスペンション系が主役だった。しかしeマネージを取り入れてからエンジン系もジワジワと広がり、純正コンピューターが解析されると書き換えチューニングが大ブーム。オンロード、オフロード問わずに走りを楽しみたい人の定番メニューとなった。エンジン系チューニングと言えば、ファイターエンジニアリングの出番。同店は低中速域重視、高回転型、全域フラット特性など、ユーザーの好みに合わせたセットアップを行う。軽自動車のサーキットレースで数々の優勝を誇る職人軍団だ。

シンプルな操作で人気のブーストコントローラーGReddyプロフェック。これでブーストも思いのまま。

今回紹介するJB23は、程度の良い中古車をベースに基本的なメニューで仕上げた111馬力の快速仕様。さすがに足回りが純正のままだとせっかくのパワーを生かし切れないので、サスペンションもチューニング。アームも強化して剛性感のある走りを実現している。

吸気系も当然のごとく手を加えている。エンジンはノーマルだがヘッドカバーを赤色塗装でドレスアップ。

さらにエクステリアもドレスアップするなど、まるでコンプリートカーのように手が込んでいる。それもそのはずで、これは販売を前提として手掛けた中古コンプリートカーなのだ。同店は近年、ユーザーからエンジンのみならず、ドレスアップやサスペンションチューニングの依頼が多くなった。そして、どうせなら！と程度の良いジムニーを手に入れてコンプリートカー製作を手掛けるようになったのである。
このJB23のエンジンチューニングは、サブコン、ブーストコントローラー、大容量インジェクター、スポーツタービン、大型インタークーラー、高性能エアクリーナー＆マフラーといった内容。ロールケージも備えた競技スペックだ。

見る者にチューニングカーであることをアピールする大型インタークーラー。パイプ系を独自に交換。

サスペンションはオリジナルキットを装着。エンジンのハイパワーに耐える2?3インチアップ仕様だ。

イチからオーダーする場合、サスペンションはオリジナルキット以外でもリクエストに応えるという。

マフラーはチューニング内容に応じて最適なモデルをチョイス。もちろんすべて車検対応品だ。

SHOP’s VOICE

Fighter engineering ／ファイターエンジニアリング

純正エンジンのままスポーツタービンとコンピューター改、サブコン、ブーストコントローラー、インジェクター交換で、過給圧0.8-1.5kgをお客様の好み見合わせセッティングします。

【装着パーツリスト】
★TIRE&WHEEL
ヨコハマ：ジオランダー 195/16（オープン）／オリジナル：5本スポークワークタイプ（オープン）
★SUSPENSION
ファイター：オリジナルで2〜3インチアップキット取付（ASK）
★ENGINE & POWER TRAIN
ファイター：HT06改スポーツタービン（ASK）／トラスト：eマネージ取付（ASK）／ブーストコントローラー取付（ASK）／インジェクター交換（ASK）／車検対応マフラー各種（ASK）／チャンバーエアクリーナー（ASK）／トラスト：インタークーラー改（ASK）
★EXTERIOR
4名乗車6点式ロールケージ（ASK）
★INTERIOR
BRIDE：フルバケットシート（ASK）