旅&ドライブ

紀伊山中から熊野灘へ風が通り抜けてゆく(三重県・風伝峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】

風伝峠3Dマップ

◎所在地:三重県熊野市/御浜町◎ルート:国道311号/県道62号◎標高:257m◎区間距離:24km(七里御浜?瀞大橋)◎高低差:240m◎冬季閉鎖:なし

【A】風伝茶屋(ふうでんちゃや)

一軒だけとなった峠の茶屋
風伝峠の頂上に一軒だけぽつんと残っている峠のお茶屋さん。昔は名物の風伝餅も販売していたが、最近は経営者の榎本さんが高齢のため、コーヒーのみを提供中。法界塔の建つ熊野古道の峠も目の前。●8:00-16:00/不定休/御浜町栗須1863-5/0597-94-1847

【B】入鹿温泉ホテル瀞流荘(いるかおんせんほてるせいりゅうそう)

トロッコ電車の始発駅がある
ウォータージェット船の行き来する北山川(熊野川支流)に面した静かな一軒宿。温泉は広々した内湯と露天があり、夕食には名産の熊野地鶏をたっぷりと味わえる。●1泊2食付10,300円から(休前日は1,000円増し)/熊野市紀和町故川口158/0597-97-1180

北上川を眺めながらのんびり湯浴みのできる瀞流荘の露天風呂。

【C】湯ノ口温泉(ゆのくちおんせん)

肌触りがいい源泉かけ流し
紀州鉱山跡に湧き出した熊野山中の秘湯。地下1300mから湧く湯は、源泉掛け流しで肌触りが実に心地良い。館内は昭和のレトロな雰囲気にあふれ、ロッジなどの宿泊施設も併設。●日帰り入浴料540円/9:00-21:00/熊野市紀和町湯ノ口10/0597-97-1126

【D】紀和鉱山資料館(きわこうざんしりょうかん)

長い鉱山の歴史を垣間見る
奈良時代の昔から、金や銅など、さまざまな鉱石を産出してきた紀伊山中の鉱山。この資料館を訪ねれば、その歴史や紀州鉱山時代の町の繁栄ぶりを垣間見ることができる。●入館料300円/9:00-17:00/月曜休館/熊野市紀和町板屋110-1/0597-97-1000

【E】さぎり茶屋(さぎりちゃや)

紀州が生んだブランド豚
国道311号沿い、風伝峠への登り口近くにある地場産品を扱う直売所。レストランも併設していて、地元の高級豚ブランド“岩清水豚”を使ったヒレカツ定食(1,080円)が人気となっている。●11:00-14:00/月曜、第2&4火曜定休/御浜町上野616-2/05979-4-1417

アクセスガイド

紀勢自動車道(紀伊長島から南は無料/尾鷲北IC-尾鷲南ICは未開通)と尾鷲熊野道路(無料)ができたことにより中京エリアからのアクセスは格段によくなっている。名古屋西ICから風伝峠までは東名阪・伊勢道などを乗り継ぎ約200km、3時間30分。和歌山方面からは阪和道を南紀白浜ICで降り、そこから国道311号で向かうのがお勧め。

瀞流荘-湯ノ口温泉間はトロッコ電車が運行中。自分の足で坑道を走れるレールマウンテンバイク(2名1組3,000円から)もスタート。

JR熊野市駅前の喜楽(11:0-20:00/0597-85-2336)のさんま寿司は、背開き・お頭付きの正統派。500円。

掲載データなどは2016年7月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。
LE VOLANT web編集部

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