限定販売された「ヴィッツGRMN」を大幅に凌ぐパフォーマンスに
現行「ヤリス(日本名ヴィッツ)」の高性能バージョンと思われるテスト車両がキャッチされた。トヨタのスポーツ系モデルといえば、近年はGAZOOレーシングの展開するGRブランドがお馴染み。ハイエンドに「GRMN」、高性能モデルとして「GR」、そしてエントリーグレードとして「GRスポーツ」がラインアップされている。現行ヴィッツにもGRやGRスポーツは用意されていて、以前には200台限定で1.5Lターボを搭載したGRMNモデルも販売されている。
テスト車を見ると、ヘッドライトやコーナーエアインテークを含むバンパーはダミーだが、前後のワイドフェンダー、マルチスポークホイール、デュアルエキゾーストパイプを装備。既存のGRモデルと比較すると、格段にアグレッシブなエクステリアであることが見て取れる。
また、テスト車両に施された艤装ラッピングにも注目したい。ご覧の通り、正式デビューする前の「GRスープラ」に使われ各種イベントに登場したものと同じデザインパターンを採用している。その意味では、今回テスト車がサーキットに現れたのは新型「GRヤリス」のデビューを予告するトヨタのティザー活動と捉えることもできるわけだ。
その搭載エンジンは、1.6Lの直列3気筒ターボという説が有力。限定発売されたGRMNの最高出力は152㎰だったが、このGRヤリスでは250㎰を超えるスペックが与えられるという。その公式デビューは、今年10月の東京モーターショーとなるようだ。