増しリーフでノーマル新車時を凌ぐ乗り心地の良さを追求
未だ色褪せない魅力を持つジムニーJA11。一時は競技車両専門車というような扱いで、カスタム&チューニングも競技仕様やハードクロカン仕様が主流だった。
しかし、近年はお洒落なファッション車として注目が高まり、女性オーナーも急増している。そんな背景から、キレイにレストアしてノーマルに近い状態のJA11を見かける機会が増えた。そんな新規ユーザーに向けたアイテムが、ウインズワークスの「増しリーフ」である。
オリジナルのアースキットやスポーツイグニッションコイルなどでスープアップ。
ヘタったリーフを交換することなく、増しリーフを加えることで操縦性や快適性を向上させるのだ。もちろん同じリーフを組む込むのではなく、代表の中島氏が長年培ってきたノウハウを基に、板厚やバネレートやキャンバーなどを個々に設定。ノーマルの新車時を凌ぐ乗り心地の良さを追求しているのだ。
増しリーフキットはショックやシャックルの組み合わせの違いで6タイプを設定。
実際に走らせると、数メートル進んだだけでその良さを実感。アクセルを踏み込むとリアタイヤが沈むと同時に、路面をしっかりと捉えるので押し出し感が高まっている。そして、剛性が高まっているためにコーナリング時のロールも減少。その気になればワインディングも楽しめるのだ。と言っても決して硬いのではない。ビッグカントリーショックとの相性が良く、リーフ独特のコツコツとした乗り心地はかなり抑えられている。さすがにコイルのような乗り心地……は言いすぎだが、ロングツーリング時の疲労はノーマルより大幅に低減されるだろう。
リアの増しリーフは左右でバネレートやキャンバーが異なる。それがポイントだ。
車高は約30mm上がるので、オフロード走行でも有利。前述したようにトラクションが全輪にバランス良く掛かるので安定した走りを実現する。リーズナブルでとても効果的なチューニングと言えよう。
増しリーフとシャックルブッシュをセットにした「乗り心地改善キット」価格3万1300円は、手軽で人気のスターターキットだ。
ホイールは質実剛健なブラッドレーVを装着。定番とも言える5本スポークデザインは流行に左右されないのも大きな魅力だ。