“992ファミリー”の第3弾としてフランクフルト・ショーでアンヴェール
ポルシェは昨年12月に新型「911」を初公開。その後、間髪を置かずにオープンモデルの「911カブリオレ」をデビューさせているが、そんな992世代の第3弾となるセミオープンの「911タルガ」が開発の最終段階となっている。
今回、その市販プロトがいきなりのフルヌード状態でニュルブルクリンクに登場。高速テストを実施している模様がキャッチされた。鮮やかなグリーンのテスト車はグラスエリアから下が992型となる一方、Bピラーのフープは紛れもないタルガのそれ。現行タルガ同様、リヤウインドーに連なる美しいルーフラインが確認できる。ルーフの開閉ファンクションは現行型を踏襲、前席頭上のハードトップは全自動でリヤウインドー下に格納される。
前述の通り、グラスエリアから下はリニューアルされたクーペボディの911と基本的に変わらず。新デザインのヘッドライト、エアインテーク、LEDデイタイムランニングライト、水平に切り取られるボンネットフード、ワイドなフェンダーなどが確認できる。
当然、キャビン内は最新の“992ファミリー”らしく一新されたメータークラスターや10.9インチの大型インフォテイメントディスプレイなどを採用。911らしさを残しつつデジタル化されている。
パワーユニットは、クーペと同じく3L水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は現行モデルの370psから380psへ向上し、高性能版の「タルガS」では最高出力が420psから450psへアップする。その全貌が明らかになるのは今年のフランクフルト・ショーと予想される。