最短のワールドプレミアはフランクフルト・ショー
フォルクスワーゲンのコンパクトSUV、「ティグアン」に高性能モデルの「ティグアンR」が設定されることが判明。今回は、その開発車輌の撮影に初めて成功した。
ティグアンというネーミングは、ドイツ語の「Tiger」(虎)」と「Leguan」(イグアナ)」を由来とする造語。初代は「トゥアレグ」に続くフォルクスワーゲンの本格SUV第二弾として2007年に登場、翌年から日本市場にも投入された。その後9年のスパンを経て2016年に現行型にスイッチしているが、高性能モデルとなる「R」は初設定となる。すでに2019年3月には、弟分の「T-Roc R」が登場しており、ティグアンRは同ブランドの中で2番目の高性能SUVという位置づけになる。
フルヌード状態でキャッチされた市販プロトは、「ティグアンRライン」と同じボディキット、アロイホイールが確認できる。唯一の違いは、クワッドタイプのエキゾーストパイプが装備されていることだ。
搭載が予想されるパワーユニットは、「ゴルフR」から流用される2L直列4気筒ターボの搭載が予想されているが最高出力は400psにまで高められているという。同門のプレミアムブランド、アウディも次期「RS Q3」で400㎰オーバーを達成する見込みというが、直列5気筒ターボを搭載するそちらと比較すればティグアンRはリーズナブルな価格設定も期待できそうだ。なお、そのワールドプレミアは最短で9月のフランクフルト・ショーが予想されている。