ニューモデル

ついにエンジンが横置きに! 新型「BMW1シリーズ」が発表

FF化に伴って後席スペースが拡大

5月27、BMWはフルモデルチェンジを受けて3代目となった新型「BMW 1シリーズ」を発表。新型1シリーズは6月25〜27日にドイツ・ミュンヘンの本社敷地内にある博物館「BMW Welt(BMWワールド)」で開催するイベント「BMW Group ♯NEXTGen」で初公開されたのち、9月に開催されるフランクフルト・モーターショーで展示される。

ボディサイズは全長4319×全幅1799×全高1434mmで、先代モデルより5mm短く、34mm幅広く、13mm高い。2670mmのホイールベースは先代型より20mm短くなった。

先代型から大きく変わったのは駆動方式だ。エンジンを縦置きし、後輪を駆動していた先代から、横置きエンジン+前輪駆動に変更。これに伴って、キャビンのパッケージングが変わり、とくに後席の居住性が大きく向上。後席の膝元スペースが33mm広がったほか、ヘッドルームも19mm拡大している。

ラゲッジスペースの拡大も新型の特色。後席使用時の荷室容量は380Lで、40対20対40の分割可倒式リヤシートを採用、容量を最大1200Lに広げられる。1シリーズで初めてテールゲートが電動式になった点も新しい。

エンジンはガソリン仕様2機種、ディーゼル仕様3機種を設定。欧州の新排ガス基準「ユーロ6d」に適合している。ガソリン仕様は116ps/220Nmを発揮する1.5L直列3気筒ターボを積む「118i」と、306ps/450Nmを発する2L直列4気筒ターボの「M135i xDrive」。ディーゼル仕様は116ps/270Nmを発揮する1.5L直列3気筒ターボの「116d」と、150ps/350Nmの2L直列4気筒ターボの「118d」、そして190ps/400Nmの2L直列4気筒ターボの「120d xDrive」が用意される。

トランスミッションは「118i」と「116d」、「118d」が6速MTまたは7速DCT、「120d xDrive」が8速AT、そして「M135i」が8速スポーツATを組み合わせる。ちなみにトップパフォーマンスモデルの「M135i」は、0-100km/h加速を4.8秒でこなす性能が与えられている。

今年1月から日本でも発売された新型3シリーズ・セダンと同様に、「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を採用しているほか、音声やジェスチャーなどで操作できる「iDriveコントローラー」を搭載。さらにスマートフォンをクルマのキー代わりに使用できる「BMWデジタルキー」が採用され、利便性を高めている。

運転支援機能では、駐車時の運転操作をサポートするパーキングアシスタントのほか、狭い道路などにおいて直前のドライビングルートを記憶し、自車が走行してきた同じルートを最大50m後退させることができる「リバース・アシスト」など、先進機能が採用されている。

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