デビュー当初のパワーユニットは2ドアクーペとカブリオレと同じ
BMWのラグジュアリークーペ、「8シリーズ」の派生モデルとなる4ドアの8シリーズ・グランクーペ」がフルヌード状態でキャッチされた。
グランクーペは、2ドアの「クーペ」、オープンの「カブリオレ」に続く8シリーズ・ファミリーの第三弾となる、ボディ形態はリヤハッチを備えた4ドアクーペだ。キャリアカーで輸送中のところを捕捉されたプロトタイプは、ハッチゲート周辺にカモフラージュ用ステッカーが貼られているだけでシャープなヘッドライト、コーナーエアインテーク、プレスラインをはじめウインドー形状、フロントフェンダーのエアアウトレット、テールライト、リヤバンパーに至るまでが見てとれる実質的なフルヌード状態だった。
2ドアのクーペ同様、リヤクォーターウインドーにはBMW伝統の「ホフマイスター・キンク」の造形が採用されておらず、同ブランドにおける新世代アイデンティティを予感させる。なお、アグレッシブな前後バンパー形状から判断すると捉えられたプロトタイプはV型8気筒ツインターボを搭載した「M850i」である可能性が高い。
インテリアは、基本的に2ドアクーペやカブリオレのインパネデザインを継承。12.3インチのデジタルインスツルメントクラスターとインフォテインメントシステムのための10.25インチタッチスクリーンディスプレイを配置し、同ブランド最新のコクピットシステムを搭載する。
搭載するパワーユニットは、最高出力320psを発揮する3L 直列6気筒ディーゼルターボと最高出力530psを発揮する4.4L V型8気筒ガソリンターボをラインアップ。グレードは既存の8シリーズと同じく「840d」と「M850i」となるはずだ。また、トップモデルとして600psオーバーを叩き出す「M8」の設定も確実視されている。
このグランクーペ、ワールドプレミアは6月25~27日にドイツ・ミュンヘンで開催さえるイベント「BMW Group #NextGen」となる模様だ。