新世代のパフォーマンスシャシーやLSDを搭載
ゼネラルモーターズはこのほど、キャデラックの高性能モデル「Vシリーズ」に、「CT4-V」および「CT5-V」を設定。2020年モデルとして2020年の初頭に市場に導入すると発表した、これにより、ひと足先に本国で発表された「CT6-V」と合わせて、新世代Cシリーズが出揃った。
ベースモデルとなる「CT4」は従来のATSの後継を担うDセグメントモデル、また、「CT5」は従来のCTSの後継となるEセグメントモデルだ。ちなみに「CT6」は5月に最新バージョンが日本にも上陸しているキャデラックの旗艦サルーンである。
「CT4-V」は全長4756×全幅1815×全高1423mm、ホイールベース2775mmのボディに、320ps/500Nmを発揮する2.7L直列4気筒ターボエンジを搭載。
一方「CT5-V」は全長4924×全幅1883×全高1452mm、ホイールベース2947mmのボディに、355ps/542Nmを発生する3L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載。
いずれもトランスミッションは10速ATで、駆動方式はFRとAWDを設定している。さらにブレンボ製フロントブレーキや、マグネティック・ライドコントロール4.0を採用したVシリーズ専用のパフォーマンスシャシーが搭載されている。また、「CT4-V」では機械式の、「CT5-V」では電子制御式のリミテッドスリップディファレンシャルが搭載されている点もVシリーズらしい特色だ。
ちなみに「CT6-V」には550ps/850Nmを引き出す4.2L V型8気筒ツインターボが搭載されており、10速ATやパフォーマンスシャシーが採用されている点は「CT4-V」や「CT5-V」と変わらないが、駆動方式はAWDのみとなっている。