衝突安全性試験で最高評価の5つ星を獲得
ユーロNCAPはこのほど、日本では5月24日に発売されたマツダの新型「マツダ3」のクラッシュテストを実施。総合評価で最高の5つ星を獲得したことを発表した。
ユーロNCAPの安全性試験で最高評価となる5つ星を獲得するには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子供乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上という4項目をすべてクリアしなければならない。
新型マツダ3の試験車両は2Lガソリンエンジンを積むファストバックだったのだが、「成人乗員保護性能」で98%、「子供乗員保護性能」で87%、「歩行者保護性能」で81%、「安全補助装置」で73%という評価。各項目で基準を大幅に上回り、総合5つ星を獲得した。とくに成人乗員保護性能や歩行者保護性能の評価が高水準だったことが数値で示されている。
ユーロNCAPでは新型マツダ3のほか、新型「トヨタRAV4」(試験結果は順に93%・87%・85%・77%)や、トヨタ・カローラスポーツ(同95%・84%・86%・77%)、レクサスUX (同96%・85%・82%・77%)も同時に試験結果を公表。これらのモデルも5つ星を獲得し、高水準の安全性が備わっていることが実証されている。
なお、新型マツダ3は米国のIIHS(道路安全保険協会)が実施する安全試験でも高い評価を受けており、毎年IIHSが選出する「トップ・セーフティ・ピック」の2019年度小型4ドア部門に選ばれている。新型マツダ3の安全性の高さは欧米の2つの機関で実証されたのである。